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【QQQ】米国のハイテク企業に投資できるETF【ブログで分析】

ぱられるです。

 

今回は、米国のハイテク企業に投資することができるQQQというETFの分析です。

 

QQQの基本情報

ティッカーQQQ
名称インベスコQQQトラスト・シリーズ1
運用会社インベスコ・パワーシェアーズ・キャピタル・マネジメント
ベンチマークNASDAQ100指数
設定日1999/3/10
ETF純資産総額806億ドル(約8.8兆円)
経費率0.20%
構成銘柄数100
構成基準時価総額加重平均
上位10銘柄の割合53.9%
実績PER25.52 (2019/12/31時点)
実績PBR6.63 (2019/12/31時点)
分配金回数4回
権利落ち日3/M・6/M・9/M・12/M頃
直近分配利回り0.78%

*invescoのHP等より

 

上の表の通り、QQQは、NASDAQ(ナスダック)100指数に連動するよう設計されたETFです。

NASDAQ100指数とは、NASDAQに上場する企業のうち、金融系の企業を除いて、時価総額上位100企業を集めて指数化したものになっています。

つまり、ベンチャー企業を含め多くがハイテク企業で構成されるNASDAQの中でも、より信頼の置ける上位100社の大企業から、さらに金融系もきちんと除くことで、NASDAQの持つハイテク企業成長力の魅力を享受することを狙ったETFと言えます。

 

1999年設定と歴史が古いだけでなく、NASDAQ100指数に連動する他のETFは無いこともあり、ETF純資産総額はなんと8.8兆円にもなっています。

これは、あの有名なVOOやVTIに次ぐ規模で、米国の星の数ほどあるETFの中でも第6位の規模。いかに信頼され続けているETFか、これだけでも伝わってきます。

 

経費率は0.20%です。

これは、100万円投資したとしても、年間で2000円しか掛からないということ。

さすがに、バンガード社の有名ETFたちと比べてしまうと若干高いように見えてしまいますが、十分、及第点のコストと言えます。

 

直近の分配利回りは、約0.78%とお世辞にも高いとは言えません。

一般的に、ハイテク企業はそのイメージの通り成長重視で無配の企業も多いためです。

即ち、このETFは、ハイテク企業特有の成長力でもって、積極的にキャピタルゲインを狙いにいくETFということになります。

 

では、その内容や実力はいったい如何ほどのものなのか、見て行ってみましょう。

QQQの構成企業(上位10社)

No.社名ティッカー比率
Microsoft Corp.
(マイクロソフト)
MSFT12.0%
Apple Inc.
(アップル)
AAPL11.0%
Amazon.com
(アマゾン)
AMZN9.6%
Alphabet,Inc
(アルファベット)
GOOG3.9%
Alphabet,Inc
(アルファベット)
GOOGL3.9%
Facebook,Inc
(フェイスブック)
FB3.9%
Intel Corp.
(インテル)
INTC3.1%
PepsiCo,Inc
(ペプシコ)
PEP2.2%
Cisco Systems Inc.
(シスコ・システムズ)
CSCO2.2%
10Netflix,Inc
(ネットフリックス)
NFLX2.1%

 

QQQの構成企業の上位10社はこのようになっています。

ここで抑えておくべき点は、上位6位までのいわゆるGAFAMで実に44.3%を占めているという点。

時価総額加重平均ということもあり、このETFは、良くも悪くも、実に半分近くはGAFAMの未来に投資している、という認識を持つことが重要です。

 

その他の点としては、なぜかペプシコが入っているところがかなり意外ですね(笑)

QQQのセクター比率


*invescoのHPより

セクター比率は上の図の通りです。

ほぼGAFAMのイメージ通りですが、実はヘルスケアあたりもそれなりに含まれていることが分かります。

QQQの価格推移とS&P500との比較

過去5年間の、QQQの価格推移、およびS&P500指数と比較したのが上の図です。

緑色のS&P500指数の成長が20%に対し、青色のQQQの成長はなんと76%。

QQQが如何に高い成長を遂げてきたのか、このグラフを見ると読み取れますね。

QQQのトータルリターンとS&P500との比較

QQQはS&P500指数に比べ配当利回りが低いため、念のため配当を含めたトータルリターンでも比べてみたのが上の図です。

見ての通り、緑色のS&P500指数のリターンが30%に対し、青色のQQQは82%と、やはり優位はほとんど変わらないですね。

 

代わりに、右下のグラフにあるように、QQQの方が、S&P500指数よりもややボラティリティが高い商品であることも分かります。

QQQの下落相場耐性

では、もう1つ気になる点として、QQQの下落相場耐性はどうなのでしょうか?

上の図は、ダウが史上最高値を付けた2020/2/12からコロナショックの真っ只中直近の2020/4/3までを表したものです。

これを見ると、なんと青色のQQQは、緑色のS&P500よりも下落していません。

少なくとも、今回の下落についていえば、市場平均よりも下落耐性を持っていることになります。

これは要因として、QQQに多く含まれる、オレンジで示したアマゾンの健闘ぶりが牽引していると言えそうです。

QQQの分配金と利回りの推移

冒頭に述べた通り、利回りは現状でも0.78%と決して高くはありませんが、それでも配当金そのものは、右肩上がりに成長していることが読み取れます。

QQQの権利落ち日・支払日・分配金

権利落ち日支払日分配金
03/23/202004/30/20200.36269
12/23/201912/31/20190.45765
09/23/201910/31/20190.38415
06/24/201907/31/20190.41558
03/18/201904/30/20190.32421
12/24/201812/31/20180.4206
09/24/201810/31/20180.32975
06/18/201807/31/20180.37837

 

過去2年間の実績をご参考に付記しておきます。

冒頭の通り、ほぼ四半期月の中旬頃が権利落ち日ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

これまで見てきたように、QQQは、過去の実績から見るに、下落相場を含めても市場平均を上回っている非常に優秀なETFとなっています。

ベンチャー企業を含め多くがハイテク企業で構成されるNASDAQの中でも、より信頼の置ける上位100社の大企業から、さらに金融系もきちんと除くことで、NASDAQの持つハイテク企業成長力の魅力を享受することを狙ったETF。

積極的にキャピタルゲインを狙う方には、ぜひ検討候補に入れたいETFではないでしょうか。

 

もちろん、単純に上述までの結果だけ見れば、アマゾン株単体へ投資することも1つの有力な手段です。

ただ、GAFAMで4割強を占めるとはいえ、NASDAQ100社へ分散して投資したいと考える方には、やはりうってつけのETFでしょう。

また、アマゾンは成長しすぎたこともあり、1株単価が約2000ドルと非常に高いのが難点です。

その点、少額からの投資という資金効率の点で、約200ドルほどのこのQQQは、その歴史実績面も含めて敷居が低いといえるのではないでしょうか。

 

 

なお、NASDAQ市場広範ではなく、より範囲を絞った(尖った)ハイテク分野への投資には、バンガード社の以下ETFもあります。(セクターETF)

こちらも独特の魅力がありますので、ご紹介しておきます。

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<2020.4.6追記> ※読者様からのコメントから

実はQQQには、日本からも間接的に投資信託として投資することができます。

商品名は、iFreeNEXT NASDAQ100というものです。

これは、本家QQQに円貨として投資を行う投資信託になっています。

一見面白そうな投資信託なのですが、当ブログでは、以下2点の理由(特に②)から、あまりオススメできない投資信託です。関連としてご説明しておきます。

① 信託報酬が0.45%と当然割高

② 純資産が約23億円しかないため、突然繰上げ償還のリスクがある
(最悪の場合、意図しない単価で投資信託が終了してしまう)

 

 

では、良い投資ライフを!

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POSTED COMMENT

  1. 近藤宰 より:

    ブログ拝見しました。不躾ですが一点…。

    繰上償還については正直滅多にないと思います。
    私が新入社員の時から計算しても数える程度しか記憶にありません。
    ましてやインデックス投信で5年10年足らずで償還させてたら大和の投信を購入する投資家がいなくなりますからね…。
    数字だけをみて償還リスクを考えすぎ機会損失するのも勿体ないですね。
    QQQより投資金額が少額で済みますし働いている方にとって米国時間に起きていない方もいるので個人的にはお勧めの商品です。

    • ぱられる より:

      コメントありがとうございます。
      そうですね、繰上償還に関しては、リスクはかなり低いです。
      また、QQQよりも少額で出来る点も良いですね。
      正直、ハズレも多い投資信託の中では優良だとは思っています。
      あとは少し割高な手数料や利便性との兼ね合いかもしれませんね。

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