セクターETF

【VAW】バンガード・米国素材セクターETFの分析

ぱられるです♪

 

今回は、米国株セクターETFの1つでもある、VAW:バンガード・米国素材セクターETFについて取り上げてみます。

セクター区分ってそもそも何?という方は、先にこちらをご参照下さいね。

【基礎知識】米国株のセクター区分とその特徴についてぱられるです♪ 今回は、米国株それぞれが所属するセクターについて、記事にしてみたいと思います。 いままで、セクターと...

 

VAWってどういうETF?

VAW:バンガード・米国素材セクターETFは、製造に欠かせない素材を作る企業たちを集めたETFです。

その素材の種類は、ガス・化学品・紙・ガラス・鉄鋼・肥料・農薬などと非常に多岐にわたります。

素材を提供する企業ゆえに、どこか地味な特徴があって目立たないですが、こうして具体的に項目で見てみると、製造業に欠かせない企業たちですね。

VAWの基本情報

ティッカーVAW
名称バンガード・米国素材セクターETF
運用会社バンガード
ベンチマークMSCI US IMI Materials 25/50
設定日2004/1/26
ファンド純資産総額25億ドル
ETF純資産総額20億ドル
経費率0.10%
構成銘柄数116
構成基準時価総額加重平均
上位10銘柄の割合50.8%
実績PER20.4
実績PBR2.1
分配金回数4回
権利落ち日3/E・6/E・9/E・12/E頃
直近分配利回り1.9%

*2019/11/30現在・バンガード社HPより

経費率は、他のバンガードのセクターETF同様、0.1%と非常に安く設定されていますね。

VAWの構成企業(上位10社)

No.社名ティッカー比率
1Linde plcLIN12.4%
2Air Products & Chemicals IncAPD5.8%
3Sherwin-Williams Co.SHW5.4%
4Ecolab Inc.ECL5.4%
5DuPont de Nemours Inc.DD5.4%
6Dow Inc.DOW4.4%
7Newmont Goldcorp Corp.NEM3.5%
8PPG Industries Inc.PPG3.4%
9LyondellBasell Industries NV Class ALYB2.8%
10Ball Corp.BLL2.3%

*2019/11/30現在・バンガード社HPより

VAWの構成上位10銘柄は上のようになっています。

太文字の企業は、ダウ30種の構成銘柄です。

一見して分かるように、一般的な我々日本人には、あまり馴染みのない企業達がならんでいますね。(笑)

これは、製品の素材に関わる企業ゆえに、どうしても目立たないからでしょうね。

 

構成1位のリンデは、製造業の現場で原料等に幅広く使われる産業用ガスの世界最大手です。

2018年、ドイツに本拠を置くリンデと、米国に本拠を置くプラスクエアの経営統合により生まれた会社です。

構成2位のエアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズも同じく産業用ガスを営む会社で世界第3位の規模を持ちます。

構成3位のシャーウィン・ウィリアムズは、米国最大の塗料メーカーです。

実は、ホワイトハウスやランドマークとして有名なハリウッドマークは、このメーカーによってカバーされているようで、こう聞くと少しイメージが沸きますね(笑)

また、この企業は、塗料メーカーゆえに、製造業企業全般との関連が非常に密接ですので、この企業の決算動向自体が、製造業の景気先行指数のように、しばしば注目されています。

構成5位のデュポンと構成6位のダウは、もともと1つの企業でした。

2019年に、ダウ・デュポンという企業から、基礎化学品を担うダウ、特殊化学品を担うデュポン、農業事業を担うコルテバという3つの会社にスピンオフを経たうちの2企業となっています。

VAWのサブエレメントグループ

No.サブエレメントグループ比率
1特殊化学品30.4%
2工業用ガス18.3%
3基礎化学品9.2%
4包装紙9.2%
5肥料・農薬6.0%
6金属・ガラス容器5.6%
7鉄鋼5.6%
8建設資材4.8%

*2019/11/30現在・バンガード社HPより

VAWの価格推移とS&P500(SPY)との比較

価格の推移を見てみましょう。

青色がVAW、緑色がS&P500(SPY)です。

期間は、VAW設定の2004年1月~2019年12月まで。

青色VAWの価格成長が168%に対して、緑色S&P500(SPY)のそれは180%と、わずかながら劣後していることが分かります。

しかし、その差は決して大きくはありませんし、ここ近年までは、むしろVAWのパフォーマンスの方が高かった時期も相当期間見受けられる所は、特筆すべきポイントです。

VAWのトータルリターンとS&P500(SPY)との比較

トータルリターンでも見てみましょう。

青色がVAW、緑色がS&P500(SPY)です。

期間は同様に、VAW設定の2004年1月~2019年12月まで。

青色VAWが269%のリターンに対して、緑色S&P500のそれは281%と肉薄していますね。

ただ、右下のボラティリティを見ると、S&P500(SPY)が18.0%に対してVAWが23.5%と、やはり傾向が数字として顕著に出ています。

製造業の材料として使われる素材セクターですので、宿命として景気変動の影響を強く受ける・ボラティリティが非常に高くなることは、注意を要するポイントと言えそうです。

VAWの分配金と利回りの推移

左下の棒グラフを見ると、分配金はゆるやかに上昇してはいるものの、やはり景気変動の影響を強く受けていることがうかがえます。

特に、2009年のリーマンショック時は約50%の減配となっており顕著ですね。

利回りとしても、直近で1.9%ほどと、決して高いとは言えない数字となっていますので、景気変動の状況を見つつ、景気が良い時にはより高いリターンも狙うべく組み入れを検討するETFと言えそうです。

VAWの権利落ち日・支払日・分配金

権利落ち日支払開始日分配金実績
2018/03/162018/03/21$ 0.36660
2018/06/282018/07/03$ 0.66040
2018/09/242018/09/27$ 0.58700
2018/12/132018/12/18$ 0.63070
2019/03/212019/03/26$ 0.57130
2019/06/212019/06/26$ 0.70120
2019/09/262019/10/01$ 0.63460
2019/12/162019/12/19$ 0.69040

 

直近2年間の権利落ち日・支払日・分配金の実績を、ご参考にのせておきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

VAWはその素材セクターという特徴ゆえに、非常に地味な印象が強いETFです。

しかし、価格成長やそのリターンを見ると、必ずしも市場平均から大きく劣後しているわけではなく、景気変動による影響によっては、強くも弱くもなる特徴をもっていることが見て取れます。

ポートフォリオの主力として位置付けるにはリスクが大きいETFと言わざるを得ませんが、景気状況が非常にポジティブな状況下においては、リスクに気を払いつつ一定割合を組み入れる等、十分検討に値するETFかもしれませんね。

 

では、良い投資ライフを!

▼フォロワーさん、大歓迎です♪▼

▼記事が良かったら、是非シェアをお願いします♪▼
このエントリーをはてなブックマークに追加

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です