セクターETF

【VDC】バンガード・米国生活必需品セクターETFの分析【ディフェンシブETF】

ぱられるです♪

 

今回は、米国株セクターETFの1つでもある、VDC:バンガード・米国生活必需品セクターETFについて取り上げてみます。

セクター区分ってそもそも何?という方は、先にこちらをご参照下さいね。

【基礎知識】米国株のセクター区分とその特徴についてぱられるです♪ 今回は、米国株それぞれが所属するセクターについて、記事にしてみたいと思います。 いままで、セクターと...

 

VDCってどういうETF?

VDCは、その名前の通り、米国市場の中で生活必需品にあたる株式を集めたETFです。

一般的に、生活必需品セクターに属する株式は、景気後退局面においても、他株式に比べて下落に強いものが多いのが特徴です。

そんな株式を集めたETFですので、他のETFと比較しても、非常にディフェンシブな性格を持ちながら、なおかつ比較的高い利回りが期待できる。

投資家からもよく好んで使われるETFになっています。

では、次項から、VDCの具体的な内容を見ていってみましょう。

VDCの基本情報

ティッカーVDC
名称バンガード・米国生活必需品セクターETF
運用会社バンガード
ベンチマークMSCI US IMI Consumer Staples 25/50
設定日2004/1/26
ファンド純資産総額61億ドル
ETF純資産総額54億ドル
経費率0.10%
構成銘柄数89
構成基準時価総額加重平均
上位10銘柄の割合65.0%
実績PER26.1
実績PBR4.4
分配金回数4回
権利落ち日3/E・6/E・9/E・12/E頃
直近分配利回り2.5%

*2019/10/31現在・バンガード社HPより

まず、VDCの基本情報です。

目につくのは、やはり経費率の安さですね。

バンガードのセクターETFは、全てこの0.1%(執筆時点)に統一されているのですが、非常に安価です。

また、VDCは直近でも2.5%と、ETFでありつつも比較的高い利回りが特徴です。

VDCの構成企業(上位10社)

No.社名ティッカー比率
Procter & Gamble Co.
(プロクター・アンド・ギャンブル)
PG15.2%
Coca-Cola Co.
(コカ・コーラ)
KO10.5%
PepsiCo Inc.
(ペプシコ)
PEP9.2%
Walmart Inc.
(ウォルマート)
WMT8.0%
Costco Wholesale Corp.
(コストコ・ホールセール)
COST4.8%
Philip Morris International Inc.
(フィリップ・モリス・インターナショナル)
PM4.2%
Mondelez International Inc. Class A
(モンデリーズ・インターナショナル)
MDLZ4.0%
Altria Group Inc.
(アルトリア・グループ)
MO3.8%
Colgate-Palmolive Co.
(コルゲート・パーモリーブ)
CL2.9%
10Kimberly-Clark Corp.
(キンバリークラーク)
KMB2.4%

*2019/10/31現在・バンガード社HPより
*銘柄をクリックすると、銘柄分析記事へ飛びます

 

VDCに占める上位10銘柄は上のようになっています。

太文字の企業は、ダウ30種の構成銘柄です。

さすがに生活必需品というセクターだけあって、上位の顔ぶれの中には、日本でもすごくおなじみの会社が出てきていますね。

1位のP&Gは、ファブリーズ・パンパース・アリエールといえば誰しもがCM等で一度は耳にし、使ったことがあるのではないでしょうか。

多数の有力ブランドを抱え、世界中にその商品を展開していることでよく知られていますね。

2位のコカ・コーラと、3位のペプシコも、もはや説明不要な有名企業ですね。

ペプシコは、日本では一部知名度に劣るところもあるかもしれませんが、米国ではこちらもコカ・コーラに負けず劣らず、超のつく優良企業です。

5位のコストコは、最近になって日本にも上陸するや、会員制にも関わらずその魅力的なボリューム・品質・価格で瞬く間に有名になりましたね。

米国でも、株価はいわゆる急成長の部類に入る有力企業となっています。

少し意外?なのは、6位と8位に入っているフィリップモリスとアルトリアでしょうか。

どちらもタバコ企業ですが、タバコが生活必需品?と思われる方もいるかもしれませんね。

そこはグループ分けの都合もあるかもですが、ほら、喫煙者にとっては、タバコは生活必需品ということで・・・(笑)

VDCのサブエレメントグループ

No.サブエレメントグループ比率
家庭用品23.2%
清涼飲料21.1 %
包装食品・肉17.0 %
大型スーパーマーケット・スーパーマーケット13.2 %
タバコ8.3 %
パーソナル用品3.7 %
食品流通3.2 %
蒸留酒・ワイン2.8 %

*2019/10/31現在・バンガード社HPより

VDCに含まれているサブエレメントグループを比率化したものです。

こうして具体的に見ると、ほんとに我々の生活になくてはならないものに投資するETFだということが、よく伝わってきますね。

VDCの価格推移とS&P500との比較

 

青色がVDCで、緑色がS&P500です。

期間は、VDC設定の2004年1月~2019年12月(執筆時点)まで。

緑色のS&P500が174%なのに対して、青色のVDCは207%と、僅かながらもS&P500を上回っていることが分かりますね。

また、グラフ左の2009年リーマンショック時では、緑色のS&P500に比べて、青色のVDCは明らかに小さな下落幅で済んでいるところも見逃せません。

 

ディフェンシブな性格を持ちつつ、市場平均と比べてこれだけ価格面でも上回るのは、非常に優れたETFと言えるのではないでしょうか。

VDCのトータルリターンとS&P500(SPY)との比較

分配金を含めたトータルリターンでも比べてみましょう。

青色がVDCで、緑色がS&P500(SPY)です。

期間は同じく、VDC設定の2004年1月~2019年12月(執筆時点)まで。

緑色のS&P500(SPY)が270%なのに対して、青色のVDCは346%と、その差は先ほどよりも広がっていますよね。

これは、生活必需品セクターの方がわずかに高い分配利回りが得られるためです。

こうしてトータルリターンとしてみると、本当に優秀なETFですね。

VDCの分配金と利回りの推移

分配金と利回りに絞って視覚化してみたのが上の図です。

まず、分配金そのものは、左下棒グラフにあるように、若干のデコボコこそあるものの、VDCはかなり安定した右肩あがりになっているのが見て取れますね。
(2019年は、まだQ4分が含まれていません)

そして、利回りとして見ても、上のグラフにあるように、これもまたほぼ同様に右肩上がりに上げてきています。ほぼ2.5%前後で、安定している点も特徴ですね。

 

補足として、より分配利回りを追及するのであれば、以下2つのようなETFもあります。

自分にあったETFを知って選んでいくことが大事ですね。

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VDCの権利落ち日・支払日・分配金

権利落ち日支払開始日分配金実績
2017/12/142017/12/19$ 1.03570
2018/03/162018/03/21$ 0.53570
2018/06/282018/07/03$ 1.24740
2018/09/242018/09/27$ 0.82110
2018/12/132018/12/18$ 1.04360
2019/03/212019/03/26$ 0.74750
2019/06/212019/06/26$ 1.03970
2019/09/262019/10/01$ 1.09070

 

過去2年間の権利落ち日・支払開始日・分配金のデータを、ご参考に記載しておきます。

他のバンガードのセクターETF同様、権利落ち日はほぼ四半期末ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、数あるセクターETFの中でも、一般的に非常にディフェンシブかつ優秀なリターンを出しているVDCについて取り上げてみました。

市場は、いつもいつも好調なときばかりではありません。

時には、リーマンショックレベルとは言わずとも、生きた心地がしないような暴落に見舞われる時もあります。

そういった時、このVDCというETFは、改めて保有していてよかったと思えるETFになるのではないでしょうか。

 

同様に、ディフェンシブかつ優秀なセクターETFには以下もありますので、知っていると、さらに投資の知識と幅が広がるでしょう。

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また、高配当をメインに追及する場合は、以下のようなETFもありますので、こちらもご参考までのせておきますね。

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では、良い投資ライフを!

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