セクターETF

【VFH】バンガード・米国金融セクターETFの分析【リーマンショックを語るETF】

ぱられるです♪

 

今回は、米国株セクターETFの1つでもある、VFH:バンガード・米国金融セクターETFについて取り上げてみます。

セクター区分ってそもそも何?という方は、先にこちらをご参照下さいね。

【基礎知識】米国株のセクター区分とその特徴についてぱられるです♪ 今回は、米国株それぞれが所属するセクターについて、記事にしてみたいと思います。 いままで、セクターと...

 

VFHってどういうETF?

VFHとは、その名前の通り、米国市場の金融事業に属する株式に特化したETFです。

金融事業と一口にいっても、実はその中には様々な業種が含まれています。

一般的にすぐイメージされるような都市銀行・地方銀行だけでなく。

損害保険会社・証券会社・消費者金融、さらには様々なセクターに投資を行う持ち株会社といった会社まで、この金融事業には含まれます。

そうした経済活動を支える金融事業にまるっと投資をする、というのがこのETFとなるわけです。

VFHの基本情報

ティッカーVFH
名称バンガード・米国金融セクターETF
運用会社バンガード
ベンチマークMSCI US IMI Financials 25/50
設定日2004/1/26
ファンド純資産総額77億ドル
ETF純資産総額72億ドル
経費率0.10%
構成銘柄数422
構成基準時価総額加重平均
上位10銘柄の割合43.6%
実績PER13.3
実績PBR1.4
分配金回数4回
権利落ち日3/E・6/E・9/E・12/E頃
直近分配利回り2.1%

*2019/10/31現在・バンガード社HPより

VFHの構成企業(上位10社)

No.社名ティッカー比率
1JPMorgan Chase & Co.
(JPモルガン・チェース)
JPM10.2%
2Bank of America Corp.
(バンク・オブ・アメリカ)
BAC7.1%
3Berkshire Hathaway Inc. Class B
(バークシャー・ハサウェイ)
BRK-B6.9%
4Wells Fargo & Co.
(ウェルズ・ファーゴ)
WFC5.5%
5Citigroup Inc.
(シティグループ)
C4.2%
6US Bancorp
(USバンコープ)
USB2.2%
7American Express Co.
(アメリカン・エクスプレス)
AXP2.1%
8CME Group Inc.
(CMEグループ)
CME1.8%
9Goldman Sachs Group Inc.
(ゴールドマン・サックス・グループ)
GS1.8%
10Chubb Ltd.
(チャブ)
CB1.8%

*2019/10/31現在・バンガード社HPより

上位10社は上の表のようになっています。

太文字の企業は、ダウ30種の構成銘柄です。

中には、日本でも聞いたことのある名前の会社が、ちらほらと見受けられますね。

1位のJPモルガン・チェースは、商業銀行であるJPモルガン・チェース銀行や投資銀行であるJPモルガンを子会社にもつ持ち株会社です。

商業銀行とは、日本でいうところの都市銀行・地方銀行ですね。預金・融資・決済といった業務サービスを提供しています。

一方で、投資銀行とは、大口の法人や個人に代わって、コンサルティング・金融取引業務を行う銀行です。その業務の中には、M&A(買収・合併)や資金の調達、株式・債券・為替の取引などが含まれます。

2位のバンク・オブ・アメリカ、5位のシティグループも同じく、商業銀行と投資銀行の2つの事業を行っています。

これら3社と、ウェルズ・ファーゴ(都市銀行)を加えた4社が、アメリカの四大銀行です。

3位のバークシャー・ハサウェイは、異色の会社ですので、知らない方は全く知らないかもしれません。

投資のみで一財を成したことで有名なウォーレン・バフェット氏が経営する会社で、あらゆる事業に投資するマルチセクター持ち株会社です。

日本で言えば、ソフトバンクグループがこれに最も近いかもしれませんね。

VFHのサブエレメントグループ

No.サブエレメントグループ比率
1都市銀行29.2%
2地方銀行14.9 %
3損害保険8.4 %
4取引所およびデータ提供会社取引所およびデータ提供会社7.5 %
5マルチセクター持株会社7.1 %
6資産運用会社・資産管理銀行6.3 %
7投資銀行・証券会社5.9 %
8消費者金融5.4 %

*2019/10/31現在・バンガード社HPより

VFHの価格推移とS&P500(SPY)との比較

青色がVFH、緑色がS&P500(SPY)です。

期間は、VFH設定の2004年1月~2019年12月(執筆時点)まで。

これを見ると、緑色S&P500(SPY)の価格成長が174%なのに対して、青色VFHのそれは48%と、大差をつけられてしまっていることになりますね。。

まず、何といってもやはり2009年のリーマンショック時の大暴落(マイナス80%)が目立ちます。

このリーマンショックまでは、そこそこ市場平均と同等の成績を残していたのですが、この暴落で一気に勢いを失っています。

その後も、市場平均S&P500(SPY)には、追いつくどころか差を広げられていってしまっているのが現状の姿と言えそうです。

VFHのトータルリターンとS&P500(SPY)との比較

では、分配金を含めたトータルリターンではどうでしょうか??

青色がVFH、緑色がS&P500(SPY)です。

期間は同じく、VFH設定の2004年1月~2019年12月(執筆時点)まで。

こちらも、青色VFHが109%のリターンに対し、緑色S&P500(SPY)は271%と、大きく差をつけられてしまっていますね。。

VFHの分配金と利回りの推移

分配金と利回りの推移も見てみましょう。

リーマンショックの最盛期2009年には、このVFHは大幅に分配金が落ちているにも関わらず、何と利回りにすると10%を超えています。

これは、分配金の落ち込み以上に、VFHの価格が落ち込んだということ。

こう見ると、リーマンショック時における金融セクターのダメージが、いかに身の毛もよだつ凄まじいものだったか、逆の意味でよく伝わってきますね。。

VFHの権利落ち日・支払日・分配金

権利落ち日支払開始日分配金実績
2017/12/142017/12/19$ 0.35210
2018/03/162018/03/21$ 0.24770
2018/06/282018/07/03$ 0.36040
2018/09/242018/09/27$ 0.35350
2018/12/132018/12/18$ 0.40250
2019/03/212019/03/26$ 0.35940
2019/06/212019/06/26$ 0.37520
2019/09/262019/10/01$ 0.45850

 

過去2年間の、権利落ち日・支払開始日・分配金のデータも、ご参考にのせておきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

このVFHを通して、金融セクターを過去から学んでみると、特にリーマンショック以降のそれは、想像をも上回るものがあったのではないでしょうか。

これは、Fintechと呼ばれる、金融事業のIT化と必ずしも無縁ではないのだと思います。

事実、2019年11月には、ついに大御所ともいえるGoogleが、満を持して銀行事業への参入を発表しました。

金融セクターはこれから大きな時代の変化を受ける。

それを、今後の将来としてどう考えるのかで、このVFHの価値は決まるのでしょう。

意外にも、将来のリターンは変わっているのか?

それはまだ、誰にも分かりません。

 

では、良い投資ライフを!

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