セクターETF

【VIS】バンガード・米国資本財・サービス・セクターETFの分析

ぱられるです♪

 

今回は、米国株セクターETFの1つでもある、VIS:バンガード・米国資本財・サービス・セクターETFについて取り上げてみます。

セクター区分ってそもそも何?という方は、先にこちらをご参照下さいね。

【基礎知識】米国株のセクター区分とその特徴についてぱられるです♪ 今回は、米国株それぞれが所属するセクターについて、記事にしてみたいと思います。 いままで、セクターと...

 

VISってどういうETF?

このVISの所属する資本財セクターとは、航空機や建設機械、各種設備など、企業にとって生産の資本となるような財やサービスを提供する企業の集合体です。

すなわち、企業の経済活動に必要な資本を提供する企業たちを集めたETFというわけですね。

VISの基本情報

ティッカーVIS
名称バンガード・米国資本財・サービス・セクターETF
運用会社バンガード
ベンチマークMSCI US IMI Industrials 25/50
設定日2004/9/23
ファンド純資産総額39億ドル
ETF純資産総額37億ドル
経費率0.10%
構成銘柄数357
構成基準時価総額加重平均
上位10銘柄の割合34.5%
実績PER21.6
実績PBR3.9
分配金回数4回
権利落ち日3/E・6/E・9/E・12/E頃
直近分配利回り

*2019/11/30現在・バンガード社HPより

ETFの設定は、他のバンガード・セクターETFシリーズと同様に2004年と歴史があり、経費率も0.1%と相当に安いです。

銘柄数357かつ上位10銘柄の割合が34.5%と、広く分散されている点も目を引きますね。

VISの構成企業(上位10社)

No.社名ティッカー比率
1Boeing Co.
(ボーイング)
BA6.2%
2Honeywell International Inc.
(ハネウェル・インターナショナル)
HON4.1%
3Union Pacific Corp.
(ユニオン・パシフィック)
UNP3.9%
4United Technologies Corp.
(ユナイテッド・テクノロジーズ)
UTX3.9%
5Lockheed Martin Corp.
(ロッキード・マーティン)
LMT3.1%
6General Electric Co.
(ゼネラル・エレクトリック)
GE3.1%
73M Co.
(スリーエム)
MMM3.1%
8United Parcel Service Inc. Class B
(ユナイテッド・パーセル・サービス)
UPS2.6%
9Caterpillar Inc.
(キャタピラー)
CAT2.6%
10Raytheon Co.
(レイセオン)
RTN1.9%

*2019/11/30現在・バンガード社HPより

 

太文字の企業は、ダウ30種の構成銘柄です。

構成1位のボーイングについては、大型旅客機の製造メーカとして、誰でも1度は聞いたことのある企業ではないでしょうか。

欧州のエアバスと並んで、民間航空機・貨物機向け市場を、事実上2社でほぼ寡占しているメーカとなっています。

また、航空機以外にも、宇宙船・軍用機の製造も手掛けていますので、軍需企業という面も合わせもっている企業です。

2位のハネウェルは、航空や交通機器関連製品などを幅広く提供する、多国籍総合テクノロジー企業です。

特に、航空機エンジンが有名どころで、非常に優秀な経営状況であることでも知られます。

3位のユニオンパシフィックは、米国最大規模の鉄道会社です。

西部から中部の多くを23州をまたぐ鉄道網でカバーし、総営業路線長は約52,000kmにも上ります。

4位のユナイテッド・テクノロジーズは、こちらも事業範囲の幅広いコングロマリット(複合)企業です。航空機のエンジン、宇宙事業から、エレベーターや空調システムまで手掛けています。

なお、航空宇宙事業については、10位のトマホークで有名な軍需企業であるレイセオンと経営統合させる計画を発表しています。

5位のロッキード・マーティンは、米国政府向けに軍用機や防衛機を納入する、まさに世界一の軍需特化企業です。

世界最新鋭のステルス戦闘機の開発・製造を行っていることでも有名です。

VISのサブエレメントグループ

No.サブエレメントグループ比率
1航空宇宙・防衛24.2%
2コングロマリット11.8%
3産業機械11.1%
4Railroads7.9%
5建設機械・大型トラック5.9%
6電気部品・設備5.6%
7航空貨物・物流サービス5.1%
8建設関連製品4.1%

*2019/11/30現在・バンガード社HPより

VISの価格推移とS&P500(SPY)との比較

青色がVIS、緑色がS&P500(SPY)です。

期間は、VIS設定の2004年9月~2019年12月(執筆時点)まで。

緑色S&P500(SPY)が181%の価格成長に対し、青色VISは211%と上回っていますね。

グラフから明らかですが、良くも悪くも、好調期・不調期ともに市場平均を上回る値動きをする特徴があります。

これは、企業の経済活動に必要な資本を提供している企業の、いわば宿命とも言えそうですね。

VISのトータルリターンとS&P500(SPY)との比較

トータルリターンでも見てみましょう。

青色がVIS、緑色がS&P500(SPY)です。

期間は同様に、VIS設定の2004年9月~2019年12月(執筆時点)まで。

こちらも、わずかではありますが、緑色S&P500(SPY)のリターンが287%に対して、青色VISのそれは、300%と、上回るリターンをあげてきたことが分かります。

VISの分配金と利回りの推移

分配金については、左下の棒グラフを見ると、やはり2009年のリーマンショック時に大きく減配がされています。

その後はまずまず着実に増え続けていますが、分配利回りは約1.6%ほどと、それほど高いとは言えない状況です。

これは、特に資本財セクターの特徴かもしれませんが、いわゆる高配当企業が含まれているわけではありませんので、総じて市場平均よりやや下回る分配利回りとなっています。

VISの権利落ち日・支払日・分配金

権利落ち日支払開始日分配金実績
2017/12/142017/12/19$ 0.61640
2018/03/162018/03/21$ 0.49530
2018/06/282018/07/03$ 0.55730
2018/09/242018/09/27$ 0.59370
2018/12/132018/12/18$ 0.64750
2019/03/212019/03/26$ 0.68620
2019/06/212019/06/26$ 0.50560
2019/09/262019/10/01$ 0.71760

 

過去2年間の権利落ち日・支払日・分配金の情報をご参考に供します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

資本財セクターは、その特徴として、ある程度景気変動による波は大きいものの、市場平均を上回る成長を見せてきたことが読み取れます。

また、上位の構成銘柄内訳などからも分かるように、一口に資本財セクターといっても、その得意分野はかなり多岐にわたっています。

このVISというETFは、そうした得意分野がかなり異なる顔ぶれに、全体投資として手軽に投資アプローチし、リターンを得ることのできる優良なETFと言えるのではないでしょうか。

1つの選択肢として、非常に興味深いETFですね。

 

では、良い投資ライフを!

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