セクターETF

【VOX】バンガード・米国通信サービス・セクターETFの分析

ぱられるです♪

 

今回は、米国株セクターETFの1つでもある、VOX:バンガード・米国通信サービス・セクターETFについて取り上げてみます。

セクター区分ってそもそも何?という方は、先にこちらをご参照下さいね。

【基礎知識】米国株のセクター区分とその特徴についてぱられるです♪ 今回は、米国株それぞれが所属するセクターについて、記事にしてみたいと思います。 いままで、セクターと...

 

VOXってどういうETF?

米国市場の中で、通信やコミュニケーションサービスを提供する会社の株式を集めたETFです。

コミュニケーションサービスと言ってしまうと一口ですが、この中には、いわゆるSNSサービスや映像エンターテインメントを提供する会社が含まれています。

要するに、通信手段でもって利用者にサービスを提供する会社の集まり、と言えますね。

 

このVOXには、近年ますます群雄割拠の様相を呈してきている動画配信サービス等、映像サービスを提供する会社がほぼ全て含まれています。

そういった意味で、今後の動きに要注目のETFと言えるのではないでしょうか。

VOXの基本情報

ティッカーVOX
名称バンガード・米国通信サービス・セクターETF
運用会社バンガード
ベンチマークMSCI US IMI Comm Services 25/50
設定日2004/9/23
ファンド純資産総額22億ドル
ETF純資産総額21億ドル
経費率0.10%
構成銘柄数117
構成基準時価総額加重平均
上位10銘柄の割合69.8%
実績PER23.5
実績PBR3.0
分配金回数4回
権利落ち日3/E・6/E・9/E・12/E頃
直近分配利回り0.9%

*2019/10/31現在・バンガード社HPより

VOXを語る上では、まず、欠かせない経緯に触れておきたいと思います。

2018年9月に、セクター再編によって、このVOXはアルファベット(グーグルの親会社)とフェイスブックが他セクターから移ってきたのです。

ご存知の通り、この2社の影響度は強力ですので、それ以前のVOXとは、まったくといっていいほど別物になっています。

したがって、当ブログではあえて、「VOXは2018年9月からを見る」ということで統一して分析していきます。

VOXの構成企業(上位10社)

No.社名ティッカー比率
1Facebook Inc. Class A
(フェイスブック)
FB15.0%
2Alphabet Inc. Class C
(アルファベット・クラスC)
GOOG11.9%
3Alphabet Inc. Class A
(アルファベット・クラスA)
GOOGL11.3%
4AT&T Inc.
(エーティ・アンド・ティー)
T8.0%
5Verizon Communications Inc.
(ベライゾン・コミュニケーション)
VZ4.6%
6Comcast Corp. Class A
(コムキャスト)
CMCSA4.5%
7Walt Disney Co.
(ウォルト・ディズニー)
DIS4.2%
8Netflix Inc.
(ネットフリックス)
NFLX4.2%
9Charter Communications Inc. Class A
(チャーター・コミュニケーションズ)
CHTR3.0%
10Activision Blizzard Inc.
(アクティビジョン・ブリザード)
ATVI1.7%

*2019/10/31現在・バンガード社HPより

前項の基本情報の通り、このVOXは上位10社で69.8%とほぼ7割を占めていて、その内訳が上の表のようになっています。

太文字の企業は、ダウ30種の構成銘柄です。

 

1位のフェイスブックはもはや説明不要でしょう。

最近は、インスタグラムなどを含めたSNSサービスだけでなく、フェイスブックペイや当局未承認構想のリブラなど、金融サービスにも意欲的な総合IT企業となっています。

2位・3位がアルファベットとなっていますが、これは議決権の有無を区別した株式だけの違いですので、実質は2つ合計の23%で構成首位です。

こちらも、グーグルの持ち株会社として、もはや説明不要でしょう。

最近は、子会社のウェイモで、自動運転サービスを開発・実践していることでも有名です。

 

4位のAT&Tと、5位のベライゾンは、どちらも米国のネットワーク企業です。

さしずめ、日本でいうNTTドコモ・KDDIといったところで、最近は5Gサービスを巡ってもしのぎを削っているライバル企業同士です。

6位のコムキャストは、巨大なメディア・コングロマリット(複合)企業です。

固定電話・インターネット・ケーブルテレビ・エンターテインメントなど様々なサービスを提供しています。

2015年にユニバーサル・スタジオ・ジャパンの親会社になっていると言えば、その複合ぶりがイメージできるのではないでしょうか。

VOXのサブエレメントグループ

No.サブエレメントグループ比率
1Interactive Media & Services42.6%
2映画・娯楽13.7%
3ケーブル・衛星テレビ12.7%
4総合電気通信サービス12.4%
5放送4.5%
6Interactive Home Entertainment4.3%
7代替通信事業会社3.4%
8無線通信サービス2.7%

*2019/10/31現在・バンガード社HPより

VOXの価格推移とS&P500(SPY)との比較

青色がVOX、緑色がS&P500(SPY)です。

前述した通り、VOXにはセクター再編による大きな影響がありましたので、期間は、2018年9月~2019年12月(執筆時点)までです。

 

青色VOXが9.4%の価格成長に対して、緑色S&P500(SPY)が10.3%と、現時点では市場平均にわずかながらですが劣後しています。

とはいえ、その差も約1%ほど。

上昇期には、市場平均を大きく上回っている局面も見て取れます。

これからの通信サービスの発展次第では、まだまだどちらが優位、とまでは言い切れないでしょうね。

VOXのトータルリターンとS&P500(SPY)との比較

分配金を含めたトータルリターンでも見てみましょう。

青色がVOX、緑色がS&P500(SPY)です。

期間は同様に、2018年9月~2019年12月(執筆時点)まで。

こう見ると、青色VOXが8.2%に対し、緑色S&P500(SPY)が12.2%と、その差は広がってしまっているのがうかがえますね。。

これは、VOXの構成上位となっているアルファベットやフェイスブックが無配であることが大きく影響しています。

VOXの権利落ち日・支払日・分配金

権利落ち日支払開始日分配金実績
2017/12/142017/12/19$ 1.09290
2018/03/162018/03/21$ 0.77970
2018/06/282018/07/03$ 0.76700
2018/09/242018/09/27$ 0.25970
2018/12/132018/12/18$ 0.24650
2019/03/212019/03/26$ 0.14640
2019/06/212019/06/26$ 0.17070
2019/09/262019/10/01$ 0.24400

 

直近2年間の権利落ち日・支払日・分配金実績を、ご参考にのせておきます。

これも、セクター再編の影響の通りですので、分配金としては太字部分から見ていく必要があります。

直近の分配利回りとしては、約0.9%ほどになっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

通信サービスは、いまや社会のインフラとも言えるサービスです。

また、このVOXには、近年ますます群雄割拠の様相を呈してきている動画配信サービス等、映像サービスを提供する会社がほぼ全て含まれています。

そうした点を考えると、セクター再編からのパフォーマンスは、現時点こそ負けてはいるものの、やはり今後の動きは、注目に値するETFのうちの1つでしょうね。

 

では、良い投資ライフを!

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