セクターETF

【VPU】バンガード・米国公益事業セクターETFの分析【ディフェンシブETF】

ぱられるです♪

 

今回は、米国株セクターETFの1つでもある、VPU:バンガード・米国公益事業セクターETFについて取り上げてみます。

セクター区分ってそもそも何?という方は、先にこちらをご参照下さいね。

【基礎知識】米国株のセクター区分とその特徴についてぱられるです♪ 今回は、米国株それぞれが所属するセクターについて、記事にしてみたいと思います。 いままで、セクターと...

 

VPUってどういうETF?

VPUとは、いわゆる生活インフラといえる電気・ガス・水道等の事業サービスを提供している会社の株式を集めたETFです。

そのため、非常に公共性が強いのが特徴で、相場の下落局面においてはディフェンシブであることから、好んで組み入れられることの多いETFとなっています。

VPUの基本情報

ティッカーVPU
名称バンガード・米国公益事業セクターETF
運用会社バンガード
ベンチマークMSCI US IMI Utilities 25/50
設定日2004/1/26
ファンド純資産総額58億ドル
ETF純資産総額44億ドル
経費率0.10%
構成銘柄数68
構成基準時価総額加重平均
上位10銘柄の割合53.1%
実績PER24.0
実績PBR2.3
分配金回数4回
権利落ち日3/E・6/E・9/E・12/E頃
直近分配利回り2.9%

*2019/10/31現在・バンガード社HPより

 

やはり目につくのは、バンガードならではの経費率の安さですね。

年0.1%というのは、仮に百万円投資しても年で1,000円。非常に安いです。

尚且つ、このVPUは直近でも2.9%と、ETFにしてはかなり分配率が高いのも特徴の1つです。

VPUの構成企業(上位10社)

No.社名ティッカー比率
1NextEra Energy Inc.
(ネクステラ・エナジー)
NEE11.3%
2Duke Energy Corp.
(デューク・エナジー)
DUK6.8%
3Dominion Energy Inc.
(ドミニオン・エナジー)
D6.5%
4Southern Co.
(サザン)
SO6.2%
5American Electric Power Co. Inc.
(アメリカン・エレクトリック・パワー)
AEP4.6%
6Exelon Corp.
(エクセロン)
EXC4.4%
7Sempra EnergySRE3.9%
8Xcel Energy Inc.
(エクセル・エナジー)
XEL3.2%
9Public Service Enterprise Group Inc.
(パブリック・サービス・エンタープライズ)
PEG3.2%
10Consolidated Edison Inc.
(コン・エジソン)
ED3.0%

*2019/10/31現在・バンガード社HPより

電気・ガス・水道といった地域に根差した事業サービスを提供する会社ですので、日本人にはあまり馴染みのない会社名が並んでいますね。

1位のネクストラエナジーは、本社のあるフロリダ州で発電・送配電事業を行っています。また、それ以上に、風力発電などの再生可能エネルギーで全米展開を行っており、世界最大規模をもつ会社でもあります。

2位のデュークエナジー・3位のドミニオンエナジー・4位のサザンカンパニーはご存知の方も多いかもしれません。

いずれも高い配当金(4%前後)を出す電力会社で、米国株投資家の中でも、根強い人気がある会社たちです。

VPUのサブエレメントグループ

No.サブエレメントグループ比率
1電力56.6%
2総合公益事業29.9%
3ガス5.1%
4水道4.2%
5Independent Power Producers & Energy Traders3.3%
6再生エネルギー系発電事業者0.9%

*2019/10/31現在・バンガード社HPより

VPUの価格推移とS&P500(SPY)との比較

青色がVPU、緑色がS&P500(SPY)です。

期間は、VPU設定の2004年1月~2019年12月(執筆時点)まで。

これを見ると、緑色S&P500(SPY)が177%成長に対して、青色VPUは182%成長と、わずかながらに上回っていますね。

中でも特に注目に値するのが、直近2008年10月頃からのVPUの優秀ぶりです。

そう、ちょうどこの頃からトランプ政権によって米中貿易摩擦が表面化し、株式市場は非常にセンシティブ・軟調な局面となりました。

この中にあって、公共性・地域性の高いVPUは、その影響を最小限にとどめながら、市場平均を上回る成長を遂げていたのです。

VPUの持つディフェンシブな性格が、存分に発揮されているいい例ですね。

VPUのトータルリターンとS&P500(SPY)との比較

分配金を含めたトータルリターンでも見てみると、更にその景色は変わります。

期間は同様に、VPU設定の2004年1月~2019年12月(執筆時点)まで。

緑色S&P500(SPY)が275%のリターンに対して、青色VPUは372%のリターンとなっており、明らかにその差が広がって優位となっています。

これは、高い分配金を出すVPUの魅力がどれくらい大きいのか、とてもよく伝えてくれるのではないでしょうか。

VPUの分配金と利回りの推移

では、より具体的に分配金とその利回りにフォーカスしてみてみましょう。

これを見ると一目瞭然ですね。

左下の棒グラフの通り、VPUは一貫してほぼ右肩上がりで分配金が増え続けています。
(2019年は、まだQ4分が含まれていません)

それこそ、2009年のリーマンショックの時ですら、増配となっているのがさすがです。

利回りも、最近の人気ゆえか徐々に落ちてきてはいるものの、それでも2.9%というのは、個別株のリスクを抑えたETFの中では、非常に優秀な数字と言えるでしょう。

VPUの権利落ち日・支払日・分配金

権利落ち日支払開始日分配金実績
2017/12/142017/12/19$ 0.93540
2018/03/162018/03/21$ 0.83890
2018/06/282018/07/03$ 1.01560
2018/09/242018/09/27$ 0.93430
2018/12/132018/12/18$ 1.01790
2019/03/212019/03/26$ 0.94540
2019/06/212019/06/26$ 0.98110
2019/09/262019/10/01$ 1.08850

過去2年間のVPUの権利落ち、支払日・分配金実績を、ご参考にのせておきます。

いずれも、権利落ち日は四半期末頃ですね。

バンガードのセクターETFシリーズは、ほぼ統一されていることも、覚えておくとよいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

VPUは、普段は馴染みのない米国の公益事業へ投資するETFですので、そこまで知られていない側面もあるかと思います。

しかし、知れば知るほど、以下のVDCのようにディフェンシブな性格をもちつつ、また違った魅力のあるETFだと思います。

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こういったETFもあることを知っていると、また投資の知識と幅が広がり、リターンにつながっていくのではないでしょうか。

 

また、高配当をメインに追及する場合は、以下のようなETFもありますので、こちらもご参考までのせておきますね。

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