高配当ETF

【VYM】バンガード・米国高配当株式ETFの分析ブログ【高配当ETFの王道】

ぱられるです♪

 

現在、米国の株式系高配当ETFには、有名なものが3つあります。

それが、VYM・HDVSPYDです。

今回は、その3つの中でも、最も歴史が長い王道ETFとして、VYMを取り上げます。

VYMの基本情報

ティッカーVYM
名称バンガード米国高配当株式ETF
運用会社バンガード社
ベンチマークFTSE High Dividend Yield Index
設定日2006年11月10日
純資産総額287億ドル
経費率0.06%
構成銘柄数404
構成基準時価総額加重平均
上位10銘柄の割合26.3%
実績PER17.9
実績PBR2.4
分配金年4回
権利落ち日3・6・9・12月(いずれも中旬頃)
直近分配利回り3.23%

*2019/11/30時点(バンガードHP)

 

運用会社のバンガードは、運用資産約5.4兆ドル(約580兆円)を誇る、ブラックロックに次ぐ世界第2位の資産運用会社です。

設定日は2006年11月10日で、もう13年以上もの歴史を持っていることになります。

あのリーマンショックでも償還によってETFが無くなることなく、くぐりぬけてきたという実績は、何よりも安心できる点ですね。

その長い歴史と信頼感ゆえに、ETFとしての純資産も287億ドルと他のETFとは桁違いに高く、流動性の面も全く問題ありません。

 

これだけのETFが、経費率0.06%、すなわち100万円保有しても年間600円のコストで済むのです。さすが低コストで評判のあるバンガード社の商品ですね。

分散の点についても、銘柄数404・時価総額加重平均・上位10銘柄の割合が26.3%、ですので、基本に忠実な、非常にまんべんなく分散が効いたETFと言えます。

 

そして、これだけの素晴らしい要素が詰まったETFの分配利回りが、3.23%なのです。

いかに素晴らしい商品か、この基本情報だけで伝わってくるのではないでしょうか。

VYMの構成企業(上位10銘柄)

ティッカー銘柄名比率
JPMJPMorgan Chase & Co.
(JPモルガン・チェース)
3.9%
JNJJohnson & Johnson
(ジョンソンエンドジョンソン)
3.4%
PGProcter & Gamble Co.
(プロクター・アンド・ギャンブル)
2.8%
XOMExxon Mobil Corp.
(エクソン・モービル)
2.7%
TAT&T Inc.
(エーティ・アンド・ティー)
2.6%
INTCIntel Corp.
(インテル)
2.4%
VZVerizon Communications Inc.
(ベライゾン・コミュニケーション)
2.3%
MRKMerck & Co. Inc.
(メルク)
2.1%
CVXChevron Corp.
(シェブロン)
2.1%
WFCWells Fargo & Co.
(ウェルズ・ファーゴ)
2.0%

*2019/11/30時点(バンガードHP)
*銘柄をクリックすると、銘柄分析ページに飛びます

 

上位10社が占める割合の26.3%を、具体的に見てみると上の表の通りです。

太文字の企業は、ダウ30種の構成銘柄。

 

こうして見てみると、10企業のうち、なんと8銘柄がダウ構成企業。

いずれも高配当として知られる銘柄で、各事業分野においてトップクラスとなり、事業の堀(ワイドモート)ともいうべき安定的地位を築き上げた企業です。

つまり、成長力よりも、高配当を出し続ける安定力の方がある企業で、キチンと構成されているということですね。

 

ただし、これは逆に言うと、配当を出す安定力よりも成長力の方が高い、いわゆる「グロース株」にあたる企業は含まれていないことも意味しています。

分かりやすく言えば、GAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)やマイクロソフトは全く入っていないのです。

これは、市場平均を目指すETF(以下VOO記事ご参照)の構成企業を見てもらうと、その違いがよりハッキリと分かると思います。

【VOO】 米国を代表する500社へまとめて投資することができるETF 【王道ETF】ぱられるです♪ 今回は、このサイトとして初めて、具体的な投資対象について分析内容を記事にしたいと思います。 ...

 

つまり、VYMは、高い成長(キャピタルゲイン)よりも、高い配当(インカム)を得ることに特化したETF、ということなのです。

余談ですが、マイクロソフトは以前は構成1位として入っていましたが、高成長に伴って配当利回りが低下したため、対象外になった経緯があります。

それほど「グロース」株であり、別格の企業ということでしょう。笑

VYMのセクター比率

VYMのセクター比率は、上の表のようになっています。

見てみると、キチンと分散はされているものの、少し目につくのは、金融系が19.4%とトップになっていることですね。

金融系は、一般的に高配当企業が多いのですが、景気変動の影響をより強く受ける企業でもあります。

こればかりは、高配当を望むのであれば、ある程度やむを得ない所なのかもしれません。

 

その他は、いわゆるディフェンシブ分野であるヘルスケア・公益といったセクター比率が、キチンと高めになっています。

また、景気影響を強く受けるシクリカル分野、すなわちテクノロジー系等はやや抑えられ・素材系も相当に低くなっていますね。

VYMの株価と分配利回りの推移

価格と分配利回りの推移です。

ここ約9年の利回りは、2.6~3.6%。

平均利回りは、緑線で引いた約3.0%近傍ですので、少し意外にも、ここ最近の高い株価状況にあっても、利回りは決して低い水準とはなっていないことが分かります。

それだけ、現在の米国の企業業績が優秀であり、株主への還元も含めて充実している証左とも言えるでしょう。

米国、また構成する企業が堅調であることが、利回りの基礎であることは言うまでもありません。

これが直近同様に好調でありさえすれば、このETFは割高ではなく、むしろ割安であると言えるかと思います。

VYMとS&P500のトータルリターンの比較

VYMと市場平均であるS&P500(SPY)のトータルリターンを比較してみます。

期間はVYM設定の2006年11月~2019年12月を取ってみました。

緑色VYMのトータルリターンが179%に対して、青色S&P500(SPY)のそれは206%。

純粋にトータルリターンとして見るならば、VYMは市場平均には負けている、ということになりますね。。この点は認識しておく必要があります。

 

ただ、その差はこの期間で見るとそこまで大きいものとも言えないと思います。

資産が大きく成長することよりも配当寄りを望む投資家にとっては、非常に有力な選択肢になるのは間違いないでしょう。

また、そういった投資家でなくとも、高配当という精神安定剤を常に得られるというのは、相場の下落時に手放すことなくホールドしやすい点で、非常に魅力的であると思います。

VYMの権利落ち日・支払日・分配金

権利落ち日分配金支払日
2018/03/262018/03/29$ 0.60840
2018/06/222018/06/27$ 0.63020
2018/09/262018/10/01$ 0.67180
2018/12/242018/12/28$ 0.73880
2019/03/252019/03/28$ 0.65160
2019/06/172019/06/20$ 0.62470
2019/09/242019/09/27$ 0.78640
2019/12/232019/12/27$ 0.77910

 

直近2年分のデータを、ご参考としてのせておきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、米国の株式系高配当ETFとして有名な3つ(VYM・HDVSPYD)のうち、最も歴史が長い王道ETFとして、VYMを分析してみました。

米国経済の成長の果実として、高配当を得る投資をしたい方には、間違いなく検討の選択肢に入れるべきETFであると思います。

 

ちなみに、残り2つのHDVSPYDの分析記事は以下です。

ご興味ある方は是非見てみて下さい。きっと検討に値するETFだと思います。

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また、株式系ではなく、米国長期国債で構成される以下のSPTL・VGLTといったETFも、比較的高い利回りが得られます。

こちらも株式系とはまた違った魅力がありますので、ご参考まで。

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